南房総で耳鼻咽喉科を開業して21年になります。
今でこそ、かぜをひいて耳鼻科を受診される方は珍しくありませんが、当初はその特殊性からか、なかなか受け入れてもらえませんでした。
日々診療を続ける中で感じることは、最近の傾向としてどの病気も治りが遅いことです。
中でも、小児の中耳炎は薬に抵抗し、治るまでにかなりの期間を要するか、あるいは滲出性中耳炎に移行してしまう例も少なくありません。
やはり最初が肝心ですので、きちんと治療を受けられることをおすすめします。
もうひとつ最近気になっていることは、小児の副鼻腔炎の増加です。
ひと昔まえまでは、“はな垂れ小僧”なんて珍しくありませんでしたが、そんな子は今ではほとんど見かけられませんね。
現代病のひとつといわれる花粉症などのアレルギー疾患がベースにあり、やはりかぜがきちんと治りきらないままでいると、副鼻腔炎へと移行してしまうことがあるのです。
このように、耳鼻科の病気はかぜが原因のことが多いため、おかしいなと思ったら、そのままにしないで早めに受診してみてください。
耳鼻科は、決してオソロシイところではありません。
急性・慢性扁桃腺炎、蓄膿症(急性・慢性副鼻腔炎)、急性・慢性中耳炎といった、のど・鼻・耳の疾患を中心に、めまい、難聴など、耳鼻咽喉科全般の診療をしています。
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